奥様はミニマリスト 新米パパの子育てブログ

奥様と男の子(0歳)の三人家族。育児のこと 趣味の掃除のこと ミニマリストな生活のこと紹介していきます。

予定日直前に車に轢かれた!?からの緊急出産立ち会い体験記

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出産を控えた旦那の皆様。出産の立ち会いはするつもりですか?ちなみに私は奥さんから立ち合いはしないでほしいといわれていましたが、流れで立ち会いすることになりました。今思えば 立ち会って本当に良かったと思っています。

出産立ち会いを迷っている旦那さんに、少しでも参考になればと思い、出産までの体験記を記していきたいと思います。

 

 

出産直前:奥さん、車に轢かれる

車に跳ねられ、救急車で病院へ搬送

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出産予定日の一週間ほど前に、里帰り中の奥さんから衝撃的な内容のラインが届きました。

 

「車に轢かれたから、今から病院行ってくるね」

 

衝撃の1文。

 

散歩中に車に跳ねられ、救急車で運ばれているとのこと。

 

仕事を放りだし、救急車で運ばれた病院に向かいます。奥さんは里帰り中(同じ県内)なので職場から運ばれた病院まで1時間半ほどかかります。

 

 

ラインが来ているので無事なのはわかっているものの、気がかりなのはお腹の中の赤ちゃん。

あと一週間ほどで生まれるのにハズだったのに....
そんな最悪の事態に陥らないことだけを祈りながら病室に駆け込みました。

 

 病室で無事を確認

病室には、疲れ切ってベッドに座り込む奥さんと、義母の姿がありました。幸い母子ともに命に別状はなく、奥さんに打ち身と擦り傷が残っているくらいでした。赤ちゃんエコーで確認したらあくびをしていたとのこと。

本当に無事でよかったと心から思いました。

搬送された病院はもともと出産する予定の病院でしたので、万が一を考えて入院することにしました。

一歩間違えば、母子ともに助からなかったかもしれない

 分娩を促すために日課にしていた散歩中、横断歩道を渡っていたところ、確認せず右折した車に跳ねられたようでした。

車があまりスピードを出していたなかったのと、腰から地面に倒れたためお腹にダメージがなかったので被害が小さく済みました。

ただし、一歩間違えば奥さんも、赤ちゃんも、無事ではなかったかもしれません。改めて母子が無事なのが奇跡だったなと。

そんなことを思うと怖くてその夜は寝ることができませんでした。

 

出産前日(予定日3日前)

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 事故の入院から5日後、予定日を5日前に控えた検診にいきました。

胎児が骨盤まで下りてくる

検診の結果、お腹も張ってきており、かなり出産が近づているとのこと。そして何より胎児が下りてきており、頭がすっぽり骨盤にはまっている状態。急遽翌日に再検査することになりました。

 

 出産当日(予定日2日前)

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午前中:子宮口が2cmに。胎児の心拍が低下で緊急入院 

 昨日の結果から胎児がかなり下りてきているとのことで再検査の結果、子宮口が2cmまで開いているとのこと。ちなみに子宮口が10cmほど開くと赤ちゃんが出てくるといわれています。

しかし、一つだけ問題が発生。胎児の心拍が低下しているとの診断。

これ以上心拍が低下する場合、帝王切開による緊急出産になるとのこと。原因は、胎盤の機能が低下おり、出産が遅くなるほど胎児が耐えられない可能性があるため。交通事故との因果関係はわかりませんが、ともかく遅くとも今日中には出産しないといけないということになりました。そして、そのまま入院することに。

 

お昼:子宮口が4cmに。陣痛が始まる

お昼ぐらいから徐々に陣痛が定期的にやってくるようになりました。10分くらいの間隔ですが、徐々に赤ちゃんが生まれようとしています。しかし、子宮口全開までは程遠い。

 

14時:子宮口が6cmに とうとう破水

ついに破水してしまいました。奥さんも水分を取る余裕もなくなってくるので点滴で水分を補いつつ、いよいよ赤ちゃん出てくる状態となりました。午前中では出産が遅れるようなら帝王切開かもと言われていましたが、このままいくと今夜には普通分娩で生まれそうとのこと。

 

16時:子宮口が8cmに 陣痛が5分間隔

 いよいよ陣痛が本格的になりました。奥さんは陣痛が来るたびに息を吐いてひたすら痛みに耐えます。赤ちゃんがどんどん下りてきて、骨盤を広げようとしているのでお尻から腰に掛けて痛みが広がります。

奥さん曰く

 

「トラックに何度も轢かれる痛み」

 

7日前にリアルに轢かれたときの痛みの比じゃないくらいの痛み。

この時旦那にできることは、ひたすらお尻と腰をグリグリおして痛みを和らげること。

本当に痛みが和らいでいるのかはわかりませんが、奥さんいいから全力で押してといわれ、陣痛がくるたびにグリグリします。

 

18時:子宮口が9cm  もう一度破水、そして胎児の心拍が悪化

子宮口全開まであと少し、陣痛も2分半の間隔でやってきます。奥さんはひたすら「死ぬぅ~」とか「早く生みたい」と陣痛に苦しんでいます。

旦那として陣痛にたえる奥さんの姿はかわいそうすぎて見ているのもつらいです。

そして再び大きく破水。それに伴い胎児の心拍が悪化してきたため、これ以上は危険と判断され急遽分娩室に運ばれます。

 

そして分娩室へ

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もともと分娩室には来ないでと奥さんに言われていましたが、あまりにも急な流れでそのままの流れで立ち会うことになりました。

18時45分:子宮口はまだ9cm 全開までは至っていない

子宮口はまだ全開ではないものの、このままでは赤ちゃんが危険とのことで分娩台へ。ドクターと看護師さんが二人がかかりで、産道をゆっくり広げていきます。

陣痛に合わせてイキんでいきます。

 

19:00:頭が2cmほどでていくる

陣痛でイキむたび、胎児の心拍がさがるため奥さんに酸素呼吸器がつけられます。もはや旦那できることはもう言葉をかけてあげることしかできません。痛みに耐えつつ顔を真っ赤にしながら陣痛のたびに、全力でイキんでいる奥さん。こんなに全力な奥さんを見るのは初めてくらいです。赤ちゃんも奥さんも、来るべき瞬間にむけて二人とも必死です。旦那としてこれほど無力を感じたことはありません。

 

「頭が2cmくらい出てきたよ~ 順調だよ~」

ドクターも声かけてくれます。

 

「今日中には生まれるよ」の発言に衝撃を受ける

「あとどれくらいで生まれますかー?」と陣痛に耐えながらの奥さんの問いかけに対して、まさかの返答

 

「今夜中には生まれるよ」

 

「そんなにかかるの!?」

まだ19時なのに あと5時間もかかるのかと衝撃を受けます。

 

「先生 まだ19時ですよ! 大丈夫 20時までには生まれるよ でも19時30分までには産もうね」

看護師さんがフォローいれます。

 

「あと30分くらいなら頑張れる」

奥さんも自分も勇気づけられます。

 

19:25 ラストスパート 産道出口を切開

「あと2回のイキんだら 赤ちゃん生まれるよ」

ドクターがスパート体制に入ります。そしてラスト2回のイキみのタイミングで産道出口を切開します。出口を広げて赤ちゃんが出やすくします。

ドクターの言葉信じて、奥さんも最後の力を振り絞ります。

 

「もうそこまで来てるよ あと一回だから頑張って」

待ちに待った最後の陣痛のタイミングで、最大限の力でイキむ奥さん。ついに生まれるのかと思ったその瞬間!

 

「ごめん あともう一回 頭がかなりおっきい!」

 

ドクターの衝撃の一言

ここにきて、頭の大きさが自分似だと知らされる。そして自分の遺伝子を恨む私。うそでしょと悲しむ奥さん。

 

待望の我が子との対面

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19:29 ついに我が子との対面

ダメ押しの本当に最後のイキみ。そして分娩室に響き渡る産声。

そして安堵と感動から泣いてよろこぶ奥さん。

 

ドクターによって赤ちゃんが奥さんの胸元運ばれ対面を果たします。なんとも言葉にしがたい感動の瞬間。奥さんが母親になった瞬間でした。こんなに力強く頼もしく、そしてやさしい奥さんの姿をみることができて、立ち会って本当に良かったと思います。

 

出産直後はなにするの?

赤ちゃんの身体測定

感動の対面から、早々に赤ちゃんは別室に運ばれ、体重と身長を図ります。このタイミングで分娩室の外で待機していた家族達が赤ちゃんに対面。ひたすら写真を撮りまくります。

奥さんは絶対安静

 赤ちゃんが身体測定の間、奥さんは、子宮から胎盤とヘソの緒を取り出します。そして身体測定から帰ってきた赤ちゃんと再会します。今度はゆっくり落ち着いて触れ合うことがきます。そのまま出血が収まるまで2時間ほど分娩室で安静になります。うちの奥さんは疲れからか分娩台の上で眠ってしまいました。

 ヘソの緒は誰が切るの?

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我が子のヘソの緒は、普通にドクターが切ってくれました。病院によっては自分できることを選べるところがあります。生まれた瞬間のドタバタの中、自分で切るのはなかなかハードルが高いなぁと思います。

ちなみに、切ってもらったヘソの緒はその場でもらえました。一週間ほど乾かす必要があります。

 

出産に立ち会ってよかったこと

①出産の苦しさを少しだけ理解することができる

陣痛や出産の痛みは、男性にわかるものではありません。しかし出産の際にどれだけ女性の痛みに耐えているか、今まで見たこのない奥さんの姿をみることで、女性の強さを改めて認識することができます。母親の偉大さを感じることができます。

②奥さんの心の支えになる

陣痛の痛みは耐えがたいもの、そんなときに支えになるのは他でもない旦那さんだけです。心の支えなくし、出産の痛みに耐えることはできません。出産を二人で乗り切りってこそ、子供が生まれる幸せをより感じることができます。

③感動の対面

なにより子供が生まれる生命の奇跡に立ち会えるということ。そして感動の瞬間は他ではぜったい得られないものとなります。私は出産に立ち会って本当によかったと心から感じています。

 

最後に

 いかがでしょうか。あくまで我が家に出産体験記です。出産の流れは人によって千差万別、夫婦の数だけ存在します。だからこそ唯一無二の瞬間になるのだと思います。

出産の立ち合いに迷っている旦那さんがいましたら、絶対に立ち会いをお勧めします。

ぜひ、我が子の感動の瞬間に立ち会ってみましょう。